下北沢(シモキタ地域)の現状
下北沢では以下のとおり多くの工事や計画が同時進行しています。
※工事内容・スケジュール等オフィシャルな発表は鉄道会社、世田谷区のサイトをご覧ください。
鉄道と道路の下北沢の街の事業計画を横断的に判りやすくまとめたサイトが見当たらなかった為に、このページを作成いたしました。
間違い等もあるかもしれませんので、気がついた方はご指摘ください。
鉄道と道路の工事は複合的に関連しあっており、相互にスケジュールを調整しながら進行しているようです。
鉄道工事
東京都による「連続立体交差事業」
小田急電鉄による「複々線化事業」
京王電鉄による「井の頭線高架橋化工事」
小田急線は10年ほど前から工事が始まり、平成29(2017)年度は、世田谷代田駅、東北沢駅の駅舎が完成し既に運用が開始されています。同年度末には複々線化も完了し、運用が開始される予定。
京王井の頭線も今年度末には橋梁架設という大工事が予定されています。おそらく終電から始発の間の短時間で付け替えるというミラクルな工事をするのだと思います。鉄道施工会社の技術力と緻密なスケジューリングはほんと神業レベル。恐るべしです。
下北沢駅は平成30(2018)年度末の駅舎完成・本格運用開始に向けて、現在(平成29年6月)すでに一部エリアが利用されています。他に見たことの無いほど天井が高く明るく開放的な駅舎です。期間12年に及ぶまさに大事業。
道路
「世田谷区画街路第10号線」
「都市計画道路補助第54号線(下北沢1期)」
街路10号は、補助54号からのみ入れる新しい道路及び駅前交通広場として予定されている道路。
平成30年度末の駅舎完成後に本格的に工事に入る事になると思います。
もともとは終戦直後に出来た下北澤驛前食品市場のあった場所と小田急の下北沢駅周辺線路跡地の計画です。なかなか想像はつきにくいですが、下北沢駅前には大きなバスロータリーとタクシープールも計画されています。
もうひとつの道路、補助54号は、渋谷区と世田谷区を東西に結ぶ計画道路で、世田谷線松原駅周辺(オオゼキ松原店前の通り)、井の頭線東松原駅と羽根木公園の中間位置のわずかな区間、東京大学駒場キャンパス裏側(山手通りから東北沢駅近くの三角橋まで)など、一部の区間は完成し利用されています。とはいえ、今大人の人が完全開通を目にする事はおそらく無いであろう、と誰もが思っている遠い先に完成する予定の都市計画道路です。このなかで下北沢1期区間はオフィシャルには平成33年度中の完成を目指しているとされています。1期区間は果たして本当にあと4年で開通するのでしょうか?個人的にはかなり難しいと予想しています。遅れれば遅れるほど街の中には閉鎖された空き地が多くなり、柵や金網で閉鎖された空間がじわじわと街の活気を蝕んでいってしまう事になるのではないでしょうか。関係者が合意し事業がスムーズに進捗する事を期待しています。
各工事の詳細については、Googleで検索すればいくらでも出てきますので、あえてリンク集は作成しません。
東北沢駅~下北沢駅~世田谷代田駅 の鉄道工事については 「シモチカナビ」に詳細が出ています。→「シモチカナビ」で検索
道路に関しては世田谷区のサイトに詳細が出ています。→「補助54号線」で検索
街づくりに関しては→「世田谷区」「都市再生整備計画」で検索